この記事では
「パンチっていつすればいいの?」
「パンチをするタイミングって何か決まりがあるの?」
「レシピによってパンチする回数が違うのはどうして?」
といった疑問にお答えしていきたいと思います。
『パンチの基本』についてはこちらの記事で解説しています。
合わせて読んでみてください。
何か決まりとかってあるの?
リュスティックの生地は30分間隔で合計4回パンチをやったりするよ。
『生地を繋ぐことが目的』のものの2種類があるからなんだ。
結論
結論から言うと
『生地のガス抜き』が目的のときは
1次発酵の時間の2/3のタイミング
でおこない
『生地をつなぐ』ことが目的のときは
30〜45分の間隔で複数回
おこないます。
パンチには2種類ある
パンチは目的別に
- ガスを抜く目的でやるもの
- 生地を繋ぐ目的でやるもの
の2種類に分けられます。
パンチって『ガス抜きをしてから生地を折りたたむことでグルテンを強くする』んじゃなかった?
全然2種類に分けられてないんだけど・・・
『ガスを抜くことが目的』と聞いて
「生地を折りたたむことは目的じゃないの?」
と、ちょっと混乱させてしまったかもしれません。
ガスを抜いたあとで生地は折りたたむので
正確には
『ガスを抜くこととグルテンを強くすることが目的』
となります。^^;
(もう一つの『生地を繋ぐことが目的』と区別しやすい
ように『ガス抜きが目的』としました。)
ガス抜きが目的のとき
1次発酵の2/3のタイミングでパンチする
ガス抜きが目的の場合
パンチは
1次発酵の時間の2/3のタイミング
でやるのが基本です。
1次発酵の時間は、イーストの量や発酵温度などによって違ってきます。
イーストの量による発酵時間の違いについてはまた別の記事で解説したいと思います。
例えば
例えば
1次発酵の時間が『全体で90分』のときは
『60分』のタイミングでパンチをします。
120分のときは、80分のタイミングで
150分のときは、90〜100分のタイミングでする
といった具合です。
生地をつなぐことが目的のとき
30分間隔で3〜5回行う
生地をつなぐことが目的の場合
パンチは
30分や45分といった短い間隔で3〜5回
おこないます。
『力の弱い生地』や『吸水率の高い生地』に有効
生地をつなぐ目的でするパンチは
『力の弱い生地』や『吸水率の高い生地』
の場合に使われる手法です。
具体的にどういう生地かというと
『リュスティック』や『チャバタ』、『ロデヴ』
といったパンの生地です。
『リュスティック』は
パンチによって生地を作っていくパン
のため
『チャバタ』や『ロデヴ』は
吸水率が高いので生地がダレやすく、
複数回パンチをする必要がある
ためです。
まとめ
まとめると、パンチは
ガス抜きが目的のときは
1次発酵の時間の2/3のタイミングで
生地を繋ぐことが目的のときは
30〜40分の間隔で3〜5回
おこないます。
生地を繋ぐ目的のパンチは
「リュスティック」・「チャバタ」・「ロデヴ」などの生地
のときにおこないます。
この記事が、みなさんのパン作りのお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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